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大学野球  スポーツ  2026.05.25

大学野球 愛知春季L 中京大3年連続V 

快投する中京大の伊藤

快投する中京大の伊藤

 春季リーグの1部は24日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で最終週の2回戦3試合が行われ、中京大が2連勝で勝ち点を5に伸ばし、春は3年連続、通算45度目の優勝を決めた。中京大は6月8日に開幕する全日本大学選手権(神宮球場など)に出場する。

 中京大は4-0で愛工大を下した。4回に寺下の本塁打などで2点先制し、7回にも2点を加えた。投げては加藤、伊藤の無失点リレーで相手打線を封じた。

 愛院大は5-2で名城大を下して今季初勝利。1勝1敗の五分に戻した。中部大は6-2で東海学園大を破り、2連勝で勝ち点を3に伸ばした。

■エース伊藤 もがいて 復活

 もがき続けた中京大のエース・伊藤が、本調子を取り戻して優勝をたぐり寄せた。

 4回から2番手でマウンドへ。テンポよくスコアボードにゼロを並べていく。最後の打者を右飛に打ち取ると、歓喜の輪の中で右手を突き上げた。「チームの力になれていないと思うこともあったが、ひたむきにやってきてよかった」と目を赤くした。得点圏に走者を背負ったのは7回のみ。この日初めての安打を先頭に許し、四球などで2死一、二塁に。5人目の打者にボールが先行したが「平常心」がモットーの3年生右腕は焦らない。見逃しとファウルで打者を追い込み、一ゴロに仕留めた。72球を投げて被安打は2。4三振を奪う納得の内容だった。

 昨季途中にひじを故障。冬の調整が遅れた。開幕を迎えても投球フォームが定まらず、先発で7失点して降板した試合もあった。だましだまし投げてはフォームを修正する繰り返し。「日々の積み重ねは間違っていない」と根気強く自分と向き合い、最終戦で今季2勝目をつかみ取った。

 エースの不調もあり、チームは固定のローテーションを組まずにコンディションの良い投手を登板させてきた。先発した23日に4勝目を挙げ、この日は先制の本塁打を放った「投打二刀流」の寺下は、同学年の投球に「最後の最後にしっかりと合わせてくるのがエースらしい」とニヤリ。

 春3連覇となったが、全日本大学選手権は2年連続でベスト8止まり。「日本一しか見ていない。自分が勝たせる」。復活したエースが全国の舞台でチームを引っ張る。(鈴木弘人)

▽パロマ瑞穂 2回戦(1勝1敗)
愛院大 010010003|5
名城大 000002000|2
(院)安藤、井上勇、岡村-大東、東野
(城)権田、浜砂、天野-尾方、水谷
本塁打 高桑(城)

▽同(中京大2勝)
愛工大 000000000|0
中京大 00020020x|4
(工)松本遼、岡田-佐々木
(京)加藤達、伊藤-文元
本塁打 寺下(京)

▽同(中部大2勝)
中部大 111120000|6
東海学園大 100001000|2
(部)津波、長谷川、岩田、伊藤佑-薬師寺、羽生田、佐合
(海)小鹿、加藤希、花村、増田-中村貫
本塁打 高橋翼、薬師寺(以上部)

(2026年5月25日 中日新聞朝刊19面より)
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