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大学野球  2024.10.22

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大学野球 愛知秋季L 中部大・愛院大 2位決定戦へ

9回を三者凡退に抑え、笑顔を見せる愛工大の中村

9回を三者凡退に抑え、笑顔を見せる愛工大の中村

 秋季リーグ1部は21日、愛知県春日井市の市民球場で2試合があり、中部大が10-3で中京大に7回コールド勝ちし、勝ち点を3に伸ばした。愛院大に勝ち点と勝率で並び、26日に名古屋市のパロマ瑞穂野球場で、2位決定戦を行う。勝ったチームが3連盟代表の王座決定戦へ出場する。中部大は3-3の5回、清水智の勝ち越し打などで一挙6点を挙げた。

 愛工大は5-1で東海学園大に連勝。東海学園大は、2部優勝チームとの入れ替え戦に回る最下位となった。

■愛工大・中村 160キロ締め 自己最速「達成感ある」

 大学野球では自身最後の登板で、160キロの大台に乗せた。4点リードの9回、抑えでマウンドに上がった愛工大の中村。簡単に2死をとると、3人目の打者がファウルにした直球が、チームのスピードガンで自己最速を1キロ更新。「この秋ずっと目標にしていたので、達成感がある」と喜んだ。

 5人目で登板し、「(6回以降は)完璧に抑えていて、込み上げるものがあった」といつも以上にギアを上げた。右脇近くの筋肉をしならせる理想の動きができたといい、球速アップにつながった。

 大学日本代表の活動で疲労もたまり、本調子でなかった今季。優勝できず、自身の成績にも満足していないが、「最後までチームのために投げ続けられた」と晴れ晴れとした表情。ドラフト1位候補として注目された1年間を「やりきった」。後は静かに吉報を待つ。(松本貴明)

▽春日井 3回戦(中部大2勝1敗)
中京大 2100000|3
中部大 030061x|10
(7回規定によりコールドゲーム)
(京)安藤、沢田、植松-森瀬、江崎
(部)原田、南-薬師寺
本塁打 清水智(部)

▽同 2回戦(愛工大2勝)
愛工大 010040000|5
東海学園大 000100000|1
(工)小野、藤井、松本樹、牧野、中村-二村
(海)加藤、梅森、石川-堀江

(2024年10月22日 中日新聞朝刊21面より)

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