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高校野球 2022.03.05

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大垣日本大学高等学校

やったるぞ 大垣日大 阪口監督 甲子園春夏通算40勝まであと「2」

組み合わせ抽選会の様子を見守る阪口監督(中)や大垣日大ナイン。21世紀枠の只見(福島)との対戦が決まった=岐阜県神戸町で(布藤哲矢撮影)

組み合わせ抽選会の様子を見守る阪口監督(中)や大垣日大ナイン。21世紀枠の只見(福島)との対戦が決まった=岐阜県神戸町で(布藤哲矢撮影)

■21日 21世紀枠 只見と初戦

 日程も、対戦相手も決まった。甲子園の舞台がいよいよ目の前に見えてきた。抽選を終えた大垣日大の西脇主将(3年)は「わくわくも大きいが、とにかく大垣日大の野球をやりたい」と力を込めた。

■チーム全員体重3キロ以上増 パワーアップ!!

 「一度は空中戦をやってみたい」という阪口慶三監督(77)の指示で、昨年の秋季大会後はチームで体重増に取り組んだ。寮での食事は西脇らが寮生の丼いっぱいに白ご飯を盛り付け、目標にしていた最低3キロの増量を全員が達成。「最初は食事に時間がかかったけど、今ではしっかり全員が食べられている。個々の力は上がった」と西脇は手応えを口にする。

 愛知・東邦高の監督時代を含め、阪口監督にとって33度目の甲子園。「初めて出た時と全く同じ。『やったるぞ』という気持ちは変わらない」と名将に気の緩みはない。節目の甲子園春夏通算40勝まであと2勝に迫るが「勝ち上がったらどこと対戦するかは調べてない。とにかく目の前の1戦に全力を尽くす」と21世紀枠の只見との初戦に集中する。

 前回出場した2018年夏には自らバットを手に取り、シートノックで選手に気合を注入した。「今年もやりたい気持ちはありますけど、選手の技術向上に役立つかどうか」と迷いつつ、「当日の体調が良ければ、ぜひやりたい」と気合は十分だ。昨秋の東海大会4強から逆転での選出。その真価を甲子園の舞台でみせつける。 (谷大平)

(2022年3月5日 中日スポーツ7面より)

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