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高校野球 2021.08.04

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夏の甲子園 先輩の思い 背負い戦う 愛工大名電10日初戦 VS東北学院

オンライン抽選会に臨む田村主将

オンライン抽選会に臨む田村主将

 3日にオンラインで開催された第103回全国高校野球選手権(9日開幕)の組み合わせ抽選会で、初戦の相手が初出場の東北学院(宮城)に決まった県代表の愛工大名電(名古屋市千種区)。田村主将(3年)は「甲子園大会が中止になった昨年の先輩方の思いも背負って戦いたい」と抱負を語り、目標の全国制覇に向けて気を引き締めた。試合は大会2日目の10日に予定されている。(大野雄一郎)

 東北学院について、倉野光生監督は「勝ち運や勢いがあるチーム。あなどれない」と警戒。「愛知大会の疲れを取って、投手陣を中心にコンディションを上げていきたい」と構えた。田村主将も「すきを見せずに名電らしく粘り強い野球をしたい」と意気込んだ。

 一方、東北学院の古沢主将は愛工大名電を「県大会で畔柳投手を擁する中京大中京に勝った、すごく力のあるチーム」と評した。「震災から10年という節目。宮城の皆さんに良い報告ができるよう頑張りたい」と述べた。

 愛工大名電は抽選会前に、倉野監督と田村主将のほか房野副主将(同)、荻原哲哉校長の4人が県公館に大村秀章知事を、名古屋市役所に河村たかし市長をそれぞれ訪ねた。

 「愛知県に優勝旗を持って帰りたい」と決意を込めた田村主将らに対し、大村知事は「大旋風を巻き起こしてほしい。ベストな状態で試合に臨んで」とエールを送った。河村市長は「甲子園に出られるのは幸せなこと。しっかりやってもらわなかん。グッドラック」と後押しした。

(2021年8月4日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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