お知らせ 2021.01.20
- この記事の関連校
- 豊橋中央高等学校
ひめゆり隊の教訓学ぶ 豊橋中央高 沖縄の資料館員が遠隔講習
豊橋市の豊橋中央高校の2年生240人が18日、インターネットを通じたビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用したオンライン学習会で、沖縄戦で旧日本軍に動員された「ひめゆり学徒隊」について学んだ。
2月に修学旅行で訪れる予定の沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館とつなぎ、同館の仲田晃子解説員(43)が講師を務めた。
同館は、日米双方で20万人を超える死者が出た沖縄戦の記憶や教訓を継承する資料などを展示。2005年から解説員として勤務する仲田さんは来館する修学旅行生への説明や追悼行事の運営などに当たっている。
学習会では、看護要員として動員されたひめゆり学徒隊の女性たちから仲田さんが直接聞いた話を説明。「自分たちが1つ1つ調べ、拾っていかないと(歴史は)すぐに埋もれてしまう」と伝承の大切さを説いた。
生徒からは質問が相次ぎ、「高校生の私たちにできることは」との問いに、仲田さんは「毎年8月には戦争の報道も増えるので、少しでも関心を持ってみてほしい」と呼び掛けた。
学習会に参加した生徒会長(17)は「修学旅行で戦争について学び、次の世代にも発信していきたい」と話した。
(2021年1月20日 中日新聞朝刊東三河版より)
2月に修学旅行で訪れる予定の沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館とつなぎ、同館の仲田晃子解説員(43)が講師を務めた。
同館は、日米双方で20万人を超える死者が出た沖縄戦の記憶や教訓を継承する資料などを展示。2005年から解説員として勤務する仲田さんは来館する修学旅行生への説明や追悼行事の運営などに当たっている。
学習会では、看護要員として動員されたひめゆり学徒隊の女性たちから仲田さんが直接聞いた話を説明。「自分たちが1つ1つ調べ、拾っていかないと(歴史は)すぐに埋もれてしまう」と伝承の大切さを説いた。
生徒からは質問が相次ぎ、「高校生の私たちにできることは」との問いに、仲田さんは「毎年8月には戦争の報道も増えるので、少しでも関心を持ってみてほしい」と呼び掛けた。
学習会に参加した生徒会長(17)は「修学旅行で戦争について学び、次の世代にも発信していきたい」と話した。
(2021年1月20日 中日新聞朝刊東三河版より)