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スポーツ 2019.12.28

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バスケットボール 全国高校選手権 桜丘 4強ならず 男子

 桜花学園-大阪薫英女学院 第1クオーター、シュートする桜花学園・オコンコ=武蔵野の森総合スポーツプラザで

桜花学園-大阪薫英女学院 第1クオーター、シュートする桜花学園・オコンコ=武蔵野の森総合スポーツプラザで

■女子決勝 3冠狙う桜花

 全国高校選手権第5日は27日、東京都の調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、28日の女子決勝は全国高校総体覇者で3大会ぶりの優勝を狙う桜花学園(愛知)と2連覇を目指す岐阜女の対戦に決まった。

 桜花学園は前回準優勝の大阪薫英女学院に95-61で快勝。岐阜女は京都精華学園を81-63で退けた。男子の準々決勝では2連覇を狙う福岡第一が桜丘(愛知)に87-48で大勝。東山(京都)は報徳学園(兵庫)に72-68で競り勝った。全国高校総体2位の北陸(福井)や福岡大大濠も4強入り。準決勝では福岡第一が東山、福岡大大濠が北陸と顔を合わせる。

■オコンコ ゴール下制圧

 第3クオーター途中で先発5人を同時に下げる完勝劇。女子の桜花学園は盤石の試合運びを見せ、昨年の準優勝校を退けた。「チームでやりたかったことを出せた」と主将の平下愛。この日の主役は、ナイジェリアからの留学生オコンコだった。

 186センチの高さと体の強さを生かして立ち上がりからゴール下を制圧。オフェンスリバウンドから得点を重ねた。「序盤はオコンコで攻め、守備が寄ったら外から攻める」という狙い通り、ゴール下に相手の意識が向けば平下愛らが3点シュートを量産。守備の的を絞らせなかった。

 27得点、15リバウンド、5ブロックと圧巻の数字を残したオコンコはまだ2年生。「あしたも、もっといいプレーをしたい」と笑顔を見せた。井上監督は「すごく真面目で明るい。最初は素人に近かったが、よく2年で成長した」と活躍ぶりをたたえた。

 高校女子きっての名門だが一昨年は3位、昨年はベスト8敗退。今季は高校総体、国体を制して3年ぶりの高校3冠も懸かる。栄冠に向け、視界は良好だ。(荒井隆宏)

(2019年12月28日 中日新聞朝刊市民版より)

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