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お知らせ 2019.11.01

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名古屋女子大学高等学校

一票の重み 先輩が講義 名市大生 名古屋女子大高で

模擬投票で、学生から投票用紙を受け取る高校生(右)=瑞穂区汐路町4で

模擬投票で、学生から投票用紙を受け取る高校生(右)=瑞穂区汐路町4で

 選挙啓発に取り組む名古屋市立大人文社会学部(瑞穂区)の学生による出前講座が31日、同区汐路町4の名古屋女子大高であった。2、3年生計約200人が、講義や模擬投票を通して一票の重みを学んだ。

 学生は、三浦哲司(さとし)准教授(地方自治論)のゼミの3年生12人。若年層の投票率の低さや一票にいくらの価値があるかなどを説明した後、候補者役の3人が順に登壇。それぞれ「平和で幸せな世の中をつくります」「高齢者の可能性を広げる社会」「未来を担う若者に力を」などと訴えた。生徒たちは、学生が運営する特設の投票所で一票を投じた。

 市の補助金でポスターなどを作製。投票や開票で使う備品は区選管から公職選挙で使うものを借り、開票作業も実演した。

 司会を務めた福島早耶香(さやか)さん(20)は、自身の経験を紹介した上で「なぜこの人に投票するのか、理由を言えるくらいに考えて」と呼び掛けた。

 2年の生徒(17)は「一票の価値を聞いて、投票に行かなきゃと思った。開票作業で自分の一票が大切に扱われていることも分かった」と話した。

 選挙の出前講座は2017年から始め、同校では2回目。学生たちは今年7月の参院選で、大学内の期日前投票所の運営に当たった。(戸川祐馬)

(2019年11月1日 中日新聞朝刊市民版より)

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