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高校野球 スポーツ  2019.10.28

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中京大学附属中京高等学校 愛知工業大学名電高等学校 豊川高等学校

秋季東海地区大会 中京大中京 春王手 プロ注目 中山2安打3打点 「勢いつかめた」

津商-中京大中京 1回裏中京大中京1死二塁、右前に先制適時打を放つ中山=大垣市北公園野球場で(板津亮兵撮影)

津商-中京大中京 1回裏中京大中京1死二塁、右前に先制適時打を放つ中山=大垣市北公園野球場で(板津亮兵撮影)

 ▽第2日▽27日▽準々決勝4試合▽岐阜県の長良川、大垣市北公園両球場▽来春センバツ大会出場校を決める重要な選考資料となる

 中京大中京(愛知1位)は、津商(三重2位)に7-0で7回コールド勝ちし、準決勝に進出した。県岐阜商(岐阜1位)は、愛工大名電(愛知2位)に5-3で競り勝った。11月2日の準決勝は県岐阜商-加藤学園(静岡2位)、藤枝明誠(静岡1位)-中京大中京の顔合わせで行われる。

 プロ注目遊撃手のバットが、試合の流れをたぐり寄せた。中京大中京の3番・中山礼都内野手(2年)が、先制打を含む2安打3打点。津商に7回コールドで完勝し、正式に決まれば2010年以来となる来春センバツ出場に、事実上の王手をかけた。中山は「いい形で勝てて、勢いをつかめた」と表情を緩めた。

■初回に先制打

 1回1死二塁の先制機で津商の先発・出口のチェンジアップをとらえ、右前に適時打。さらに2回は1点を追加し、なお2死満塁で、2点中前打を放ち、リードを一気に広げた。県大会は打率3割3分3厘をマークしたが、調子は今ひとつ。好調だった今夏の愛知大会の映像を見直し、バットのグリップの位置をやや上げる構えに変えた。「矯正してからは、いい感じで打てている」。守備でも、三遊間の深い当たりを一塁で刺す好守を披露。先発のエース・高橋宏を攻守で助けた。

 「神宮制覇を目指しているけど一試合一試合が大事。仲間たちと、次も死ぬ気で取りにいく」と中山。16、18年は準決勝で敗退。センバツ切符を目前で逃しているだけに、懸ける思いは強い。 (麻生和男)

▽準々決勝
愛工大名電(愛知) 000000300―3
県岐阜商 02011010x―5
(愛)田村、寺嶋、平口、小野-二村
(岐)野崎、森、佐々木-高木

加藤学園(静岡) 0011002001―5
近大高専(三重) 0000002110―4
(延長10回)
(加)肥沼-雨宮
(近)白石、箕延、増田-北川
本塁打 藤井、松谷(近)

藤枝明誠(静岡) 013000002―6
豊川(愛知) 200000101―4
(藤)大石、小林-伊藤
(豊)米庄、白井梨-杉浦
本塁打 米庄(豊)

津商(三重) 0000000―0
中京大中京(愛知) 150100x―7
(7回コールドゲーム)
(津)出口、大西、飯田-清水
(中)高橋宏-印出
本塁打 西村(中)

(2019年10月28日 中日スポーツ9面より)

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