闇バイトへの加担を防止するラジオドキュメントや映像などを制作した岐阜市の岐阜東高校放送部と美濃市の武義高校ビジネス情報科の生徒に１７日、県警から感謝状が贈られた。

　岐阜東高は約７分半のラジオドキュメントを制作した。警察や弁護士、高校生への取材をもとに、闇バイトに加担する恐ろしさを伝える内容にした。作品はＮＨＫ杯全国高校放送コンテスト県大会で３位に入賞し、全国大会に出場した。

　３年の部長は、海外拠点で特殊詐欺に加担した高校生が保護されたニュースを見て制作を決めたといい、「高校生に知ってもらい、被害を減らしたい」と話した。

　武義高は生徒３人が授業の一環で、関署などと連携して啓発動画を制作し、夏の高校野球岐阜大会の会場スクリーンで放映。自作の啓発チラシを地元の花火大会で配布した。３年の男子生徒は「闇バイトの危険性を伝えることが大切だと思った」と話した。（井上京佳）

（2025年10月27日　中日新聞朝刊広域岐阜版より）

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