文書作成の速さと正確さを競う全国パソコン技能競技大会の日本語ワープロ競技で、高山市の高山西高校情報ビジネス部が４年ぶり３度目の団体優勝を果たした。部長生徒（３年）は個人優勝にも輝いた。

　大会は８月８日に名古屋市で開かれた。競技は、文書作成ソフト「ワード」を用い、制限時間内に地図や表を含む文書を完成させる方式。速度と正確性で点数が付き、団体戦では６人中上位３人の合計点を競う。

　同高からは２、３年の８人が出場。昨年は全国２位と優勝に一歩届かなかったが、タイピングの基礎練習や、過去問や自作の問題を解くなどして準備を重ねた。週６日の練習に加えて夏休み中の合宿や県外の高校との合同練習もあり、競技中の動画を撮影して研究を重ねる部員もいた。

　２００点満点中、出場者トップの１８８点をマークした部長生徒は「去年は悔しい思いをしたが、今年はかなり差をつけて勝てた。練習してきて良かった」と喜びを語った。（北川鈴乃）

（2025年9月4日　中日新聞朝刊飛騨版より）

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