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お知らせ 2025.08.29

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名古屋大谷高等学校

珠洲で演奏 上を向けた 名古屋大谷高生 被災者と交流

客席をあおりながら演奏を披露する生徒ら=石川県珠洲市上戸町で

客席をあおりながら演奏を披露する生徒ら=石川県珠洲市上戸町で

 名古屋大谷高校(名古屋市)の吹奏楽部員24人が26~27日、石川県珠洲市を訪れ、能登半島地震の被災者らと交流した。全員が防災検定5級を持ち、啓発活動などに取り組んでいる生徒が、被災地に残る爪痕を肌で感じた。(高橋信)

 同校と交流があり、珠洲市で支援活動の経験があるNPO法人「防災自助普及委員会」(名古屋市)が招待した。26日は珠洲市中心部にある飯田高を訪れ、校舎や体育館の被災状況を見学した後、生徒から高校生の視点で見た避難所の様子などを聞いた。飯田高2年の生徒(16)は「防災意識を共有できてよかった」と喜んだ。

 27日は、珠洲市上戸町にある住民の交流施設で演奏を披露。仮設住宅の住民らを前に「上を向いて歩こう」など知名度の高い曲を奏でた。女性(84)は「若い人の明るい声と演奏にパワーをもらえた」と笑顔を見せた。

 名古屋大谷高3年の生徒(17)は「被害の大きさを目の当たりにすると胸が苦しくなった。避難所では率先して動かないといけないと思っているので、飯田高の生徒の話はためになった。被災した方たちの前向きさに元気をもらえた」と活動を振り返った。

(2025年8月29日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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