文化振興施設として市内最大の収容席数（１２８８席）を誇る松阪市川井町の「クラギ文化ホール」が１３日、大規模な改修工事を終えて、リニューアルオープンした。（松山聖悟）

■照明ＬＥＤ化など工事費２０億円　松阪で記念式典

　エントランスホールを「木を感じられる空間」をモチーフに改修し、つり天井は、脱落防止のために屋根と天井を一体化させる「準構造化天井」にした。また、ベビールームを新設したほか、照明はすべて発光ダイオード（ＬＥＤ）に変更するなどした。工事費は約２０億円。

　この日は同ホールで記念式典が開かれ、市内外から約１０００人が来場。式典で竹上真人市長は「さまざまな場面でこの会場を使っていただき、松阪の文化をさらに高めていきたい」とあいさつし、テープカットして祝った。

■和太鼓グループや三重高ダンス部がパフォーマンス

　その後は市内を中心に活動する和太鼓グループ「響座いなせ組」による演奏や、三重高校ダンス部（同市）のパフォーマンスがあり、会場は盛り上がった。

　同ホールは１９８２年に開館し、老朽化などを理由に２０２３年１０月から改修工事が進められていた。

（2025年4月14日　中日新聞朝刊広域三重版より）

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