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お知らせ 2025.04.03

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桜花学園高等学校

花見客ら狙った盗撮 許さない 昭和署と住民ら合同 鶴舞公園パトロール

子どもの広場で来園者に防犯ブザーなどを配る桜花学園高インターアクトクラブの部員たち=昭和区の鶴舞公園で

子どもの広場で来園者に防犯ブザーなどを配る桜花学園高インターアクトクラブの部員たち=昭和区の鶴舞公園で

 花見の時季に合わせ、昭和署は3月31日、桜の名所として知られる鶴舞公園(昭和区)で地元住民と合同パトロールを実施した。園内では花見客や子どもを狙った盗撮が横行している疑いがあり、近隣の桜花学園高の生徒たちとも協力して、来園者に不審者への注意を呼びかけた。

 署などによると、園内の「子どもの広場」にいた女性への盗撮疑いで昨年逮捕された男が、8年近くにわたり、花見の時季などを狙って園内で女性ら延べ千人を盗撮していたことが発覚。男の供述から他の盗撮者の存在が疑われ「桜まつり」の時期に警戒を強めようとパトロールを計画した。

 桜花学園高インターアクトクラブのほか、地元の防犯団体「鶴舞ウォッチング」や鶴舞学区の区政協力委員ら計30人余が参加。園内であった出発式で柴田学署長は「春になると犯罪が増える。虎視眈々(こしたんたん)と隙を狙っている」と指摘。長屋信明区長は「盗撮は公園の雰囲気を害する許せない行為」と抑止へ協力を求めた。

 インターアクトクラブは今後も定期的に園内の防犯パトロールをする予定で、部長(17)=3年=は「公園が犯罪が起きている場所と知り衝撃を受けた。パトロールが地域の防犯意識を高め、犯罪への抑止力になれば」と話した。

 園内には防犯カメラが3台しかなく、公園を管理する市に署が増設を求めている。(小林大晃)

(2025年4月3日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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