開会式に続いて１回戦が行われ、２年連続１０度目の出場の八戸学院光星（青森）が初出場の誉（愛知）に９－０で勝利した。

　八戸学院光星は一回、下山の満塁本塁打で４点を先制した。その後も着実に加点してリードを広げた。

■重圧で流れつかめず

　○…強豪相手に開幕試合を戦った誉は、初出場の重圧もあって流れをつかめなかった。先発の左腕杉本（３年）は一回に３四死球と制球を乱し、２死満塁で痛恨の一発を浴びた。二回以降は本来の粘りを取り戻したものの、「県大会と違う甲子園の雰囲気にのみ込まれた」と悔やんだ。

　全国最多の１８８チームが参加した愛知大会では全８試合に登板。沈む変化球を低めに投げ込む制球力で躍進の軸となった。初の挑戦はほろ苦い結果となったが、チームとして大きな糧になったのは間違いない。「来年も甲子園に来て、まず一つ勝ってほしい」と後輩に夢を託した。

○…１回戦・第１試合…○
八戸学院光星（青森）
４００１０２０２０―９
０００００００００―０
誉（愛知）
（光）後藤、山田－太山
（誉）杉本、山口－林山
本塁打下山１号（４）（杉本）

（2019年8月6日　中日スポーツ８面より）

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