高校野球 2024.11.19
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明治神宮野球 大垣日大高あす初戦 全国強豪に挑戦「楽しみたい」
20日に神宮球場(東京)で開幕する第55回記念明治神宮野球大会に、大垣日大高校が出場する。秋からの新チームとして迎える初の全国の舞台は、最終目標とする来夏の甲子園に向け、実力を試す格好の場となる。県大会と東海地区大会を優勝した粘り強さを武器に、各地の強豪に挑む。
「勝っても負けても三振しても、全部プラスの学びなんだから。今の技術を素直に出せばいい」。大会の1週間前、高橋正明監督(42)は出場メンバーを選手に伝え、こう訴えた。今大会では結果よりも、選手の成長を重視する方針。「技術面はまだまだ発達段階。全国レベルのボールやスイングに実力が通用するのか、体感してほしい」と期待する。
今夏の岐阜大会は、準々決勝で岐阜城北高校に9回の逆転劇でサヨナラ負けを喫した。出場メンバーの半数は1、2年生。悔しさをばねに、新体制で秋を迎えた。
西河主将(2年)を中心に「自主性」を目標に掲げる。ミーティングの回数を増やすなど選手間の意思疎通を大切にし、チームワークを高めてきた。
チームの強みについて、高橋監督は「相手や展開に関わらず、粘って接戦に持ち込む力」と語る。秋の県大会を優勝して臨んだ東海地区大会では、全3試合とも一時リードを許す苦しい展開となったが、逆転劇で制した。岐阜第一高校との準決勝では、2回までに5失点を許したが、着実に点差を縮め、最後は7-6で勝ちきった。
3回途中で登板して9回まで1失点と好投し、5回には逆転二塁打を放って投打に活躍した中野選手(同)は「5点差からの逆転が自信となり、勝ちきれた。神宮でも同じように戦いたい」と力強く語る。
14年ぶり3回目の出場となる明治神宮大会では20日の第二試合で、北海道地区代表の東海大札幌高校と対戦する。西河主将は「個人の実力頼みではなく、チームでカバーし合う。そんな『自分たちの野球』で全国舞台を楽しみたい」と意気込んでいる。(冨沢桃子)
(2024年11月19日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)
「勝っても負けても三振しても、全部プラスの学びなんだから。今の技術を素直に出せばいい」。大会の1週間前、高橋正明監督(42)は出場メンバーを選手に伝え、こう訴えた。今大会では結果よりも、選手の成長を重視する方針。「技術面はまだまだ発達段階。全国レベルのボールやスイングに実力が通用するのか、体感してほしい」と期待する。
今夏の岐阜大会は、準々決勝で岐阜城北高校に9回の逆転劇でサヨナラ負けを喫した。出場メンバーの半数は1、2年生。悔しさをばねに、新体制で秋を迎えた。
西河主将(2年)を中心に「自主性」を目標に掲げる。ミーティングの回数を増やすなど選手間の意思疎通を大切にし、チームワークを高めてきた。
チームの強みについて、高橋監督は「相手や展開に関わらず、粘って接戦に持ち込む力」と語る。秋の県大会を優勝して臨んだ東海地区大会では、全3試合とも一時リードを許す苦しい展開となったが、逆転劇で制した。岐阜第一高校との準決勝では、2回までに5失点を許したが、着実に点差を縮め、最後は7-6で勝ちきった。
3回途中で登板して9回まで1失点と好投し、5回には逆転二塁打を放って投打に活躍した中野選手(同)は「5点差からの逆転が自信となり、勝ちきれた。神宮でも同じように戦いたい」と力強く語る。
14年ぶり3回目の出場となる明治神宮大会では20日の第二試合で、北海道地区代表の東海大札幌高校と対戦する。西河主将は「個人の実力頼みではなく、チームでカバーし合う。そんな『自分たちの野球』で全国舞台を楽しみたい」と意気込んでいる。(冨沢桃子)
(2024年11月19日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)