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スポーツ 2024.11.17

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中部大学春日丘高等学校

高校ラグビー 名古屋を59-7で下す 中部大春日丘 14回目全国へ

12大会連続14回目の花園出場を決めて喜ぶ中部大春日丘の選手たち=春日井市のスポーレ春日井で

12大会連続14回目の花園出場を決めて喜ぶ中部大春日丘の選手たち=春日井市のスポーレ春日井で

 第104回全国高校ラグビーフットボール大会の県大会決勝が16日、春日井市の「スポーレ春日井」であり、中部大春日丘が59-7で名古屋に勝ち、12大会連続14回目となる全国大会出場を決めた。

 4年連続、決勝で相対した両校。序盤から主導権を握った春日丘は前半3分、素早いパス回しで抜け出したスクラムハーフの荒木選手(2年)が右サイドを駆け上がり、先制のトライ。その後も力強い攻撃で前半に4トライを決めた。

 後半も勢いそのままに得点を重ね6トライ。フルバックの加藤選手(2年)は試合を通して8本のコンバージョンキックを決め、リードを確実に広げた。

 名古屋は少ないチャンスを生かし果敢に前線を押し上げたが、春日丘のディフェンス陣がはじき返した。

 全国大会は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。

■粘り強い守りから 素早く先制トライ

 「『自分が決めてやる』という気持ちで試合に臨んだ」。試合終了後、春日丘に先制点をもたらした荒木選手(2年)はそう話し、「良いディフェンスから流れをつかみ、チームを勢いづけられた」と振り返った。

 名古屋の攻撃でキックオフした立ち上がり。春日丘は自陣深くまで押し込まれたが、根気よく守り、ボールを奪うと、素早いパス回しで先制のトライ。その後も安定した守りを見せ、名古屋を寄せ付けなかった。宮地真監督は「勝つための土台ができていた」とチームの堅守を評価した。

 ただ、主将を務めるプロップの川島選手(3年)は「オフェンスに転じる動きがまだ甘い」と課題を挙げる。メンバーのうち1、2年生が20人を占める若いチームを引っ張る川島選手は「最低でもベスト4。一つでも多く勝てるように課題を徹底的に解消していく」と花園を見据えた。 (伊藤純平)

(2024年11月17日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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