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高校野球 2024.03.09

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センバツ組み合わせ決定

健闘を誓う豊川の鈴木主将(左)と阿南光の井坂琉星主将=大阪市で

健闘を誓う豊川の鈴木主将(左)と阿南光の井坂琉星主将=大阪市で

 18日開幕の第96回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内であった。豊川(豊川市)は2日目の第1試合で阿南光(徳島)と、愛工大名電(名古屋市千種区)は5日目の第3試合で報徳学園(兵庫)と対戦することが決まった。(加藤壮一郎)

■豊川は阿南光 「足で揺さぶり守り抜く」

 豊川の鈴木貫太主将は「愛知、東海の代表としてプライドを持って戦いたい。とにかく全力プレーを見せたい」と力を込めた。阿南光は32年ぶり2度目の出場で、多彩な変化球を操るエース吉岡暖投手がチームの中心。鈴木主将は「良いピッチャーがいると聞いている。足を使って相手を揺さぶり、守り抜く自分たちの野球をしたい」と展望。長谷川裕記監督は「(相手の戦力を)しっかり調べて臨む」と話した。

 阿南光の高橋徳(あつし)監督は、豊川のプロ注目の強打者モイセエフ・ニキータ選手を警戒。「モイセエフ選手の前に走者をためないようにしたい」と語った。

■名電は報徳学園 「打撃に流れ持っていく」

 名電の山口泰知主将は、初戦の相手が昨春の選抜で準優勝した報徳学園に決まり「最高の相手と戦える」と意気込んだ。相手は好投手がそろう強豪。山口主将は「徹底的に鍛えた守備と経験豊富な投手陣で、打撃に流れを持っていきたい」と話し、倉野光生監督は「少ない好機をいかにものにできるか」と見据えた。トーナメントの同じブロックには他にも大阪桐蔭や作新学院など強豪が集まる。山口主将は「1戦勝つごとに新しい名電を見せられると思う」と話した。

 報徳学園の大角健二監督は名電について「隙がないチーム。ミスが許されない」と表情を引き締めた。

(2024年3月9日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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