春日井市の中部大春日丘高のボランティア団体「インターアクトクラブ」が、自分たちの活動を周知するイベント「インターフェス」を２月４日、同市総合福祉センターで開催する。多様なボランティアが持ち味の活動を事業者や市民に紹介し、今後の活動の幅を広げることが狙い。（長谷川和華）

　同クラブは、障害者施設、高齢者施設、子育て支援センター、地域の祭りなどでダンスや物品販売などのボランティア活動をしている。東日本大震災の被災地のはちみつを買い取り、近場のイベントで販売するなどの支援もしている。新型コロナ禍で活動の機会が減ったことから、改めてクラブの活動を知ってもらおうと、クラブの高見さん（２年）が発案した。

　１、２年生６４人が所属し、今回は活動内容に分けてブースを構えてＰＲする。子育て支援のブースでは親子で楽しめる絵本の読み聞かせ、物品のブースでは障害者事業所の物品サンプルの配布、同クラブがＮＰＯ法人化して運営する無料塾「みんなのひみつきち」のブースでは、出前授業として工作が楽しめる。福祉事業所との活動の中で「私たちのことが知られていない」という声があったことから、事業所が自由にチラシを置くスペースを設ける。

　ステージ企画もあり、来場者も一緒にまねして加われる手遊びとダンスを披露する。

　高見さんは「私たちの可能性を知っていただけたらうれしい」と来場を呼びかけ、事業者とのマッチングに期待する。入場無料。午後２時から４時、ステージ企画は同３時から。

（2024年1月24日　中日新聞朝刊近郊総合版より）