至学館高校（名古屋市）の女子野球部が小学生に教える野球教室が１４日、犬山市の犬山リトル富岡グラウンドであった。

　同高野球部ＯＢが犬山リトルでコーチを務めている縁で女子野球部を招いた。子どもたちに女子野球部という選択肢があることを伝え、裾野を広げるきっかけにしようと企画した。

　犬山のほか、豊田リトルなどの女子６人を含む約２０人が参加。児童らは、ノックで高校生から「頑張れ」「ナイスキャッチ」などと声を掛けられ、果敢にボールを追った。高校生が軽快なプレーを披露すると、真剣な目つきで見守り、プレーを学んだ。

　犬山リトルの児童（１２）は「こんなに近くで女子選手のプレーを見たのは初めて。レベルの高さを感じた」と笑顔だった。

　女子野球部主将（１７）は「小学生に伝わるよう丁寧なプレーや声出しを心がけた」と話した。（磯嶋康平）

（2024年1月18日　中日新聞朝刊近郊版より）