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お知らせ 2024.01.11

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高山西高等学校

伝統 高山にも安東にも 高山西高生 韓国の高校生と交流

休み時間にサッカーの話などで盛り上がる生徒たち=高山市下林町で

休み時間にサッカーの話などで盛り上がる生徒たち=高山市下林町で

 高山市下林町の高山西高校に10日、同市と交流のある韓国・安東市の高校生15人が訪れ、日韓の文化について理解を深めあった。

 両市は海がなく緑に囲まれた地形や、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の文化財を持つという共通点があり、友好関係を築く意向書を交わしている。高校生の来校もその一環で、この日は2回目。

 2年生14人のクラスで、互いに英語でプレゼンテーションを行った。安東の生徒は、地域に伝わるユネスコ無形文化遺産の仮面舞踊劇「タルチュム」を紹介。社会問題をユーモアと風刺を交えて表現する踊りで「流れ込んできた東洋の文化が、安東独自のものに再編成された」と話した。

 高山西高の生徒は、飛騨弁について発表。「隣の長野県との間は山で隔てられ、方言が異なる」と説明した。同校の生徒が「韓国に方言はあるのか」と尋ねると、生徒と教員は「地域によって話す速さが違う。私たちのところは速い」と答えた。

 発表を聞いた生徒(17)は「高山と同じように、自分たちの伝統を大切にしているんだなと分かった」と語った。(松沢侑香)

(2024年1月11日 中日新聞朝刊飛騨版より)

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