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スポーツ 2023.11.24

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星城高等学校 誠信高等学校

春高バレー 県代表決定 男子 星城 女子 誠信

星城-愛工大名電 フルセットの末、優勝し喜ぶ星城の選手たち

星城-愛工大名電 フルセットの末、優勝し喜ぶ星城の選手たち

 第76回全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)の県予選会決勝が23日、稲沢市の豊田合成記念体育館(エントリオ)であった。男子は星城が愛工大名電をフルセットで破り、2年ぶり17回目の優勝。女子は誠信が人間環境大付属岡崎に3-1で勝ち、3年ぶり3回目の優勝を果たした。両校は来年1月4日、東京体育館で開幕する全国大会に出場する。 (寺田結)

■第3S流れ乗り一気 誠信 人環大岡崎に3-1

 1セット目は何度も同点となる一進一退の攻防を死守し、2セット目は9点差で奪われた。互いに好アタックやレシーブを連発する緊張感のある接戦に、一度は掛け声も小さくなったが「自分たちを信じてやろう」と笑顔で勝ちきった。

 試合の流れを決めたのは第3セット。セッターの吉田選手(3年)を中心としたトス回しが軌道に乗り、谷川選手(同)やバリギット選手(同)らの強打もさく裂。最終セットは、13点の大差で相手を引き離した。

 今回から声出しの応援が復活し、富田主将(同)は「応援が力になった。皆で1点をつなぎ、気持ちで勝てた」と感謝。中村与直監督は「相手のねばりがすばらしく、我慢の戦いだった」と両校をたたえた。

■前回王者に粘り強く 星城 愛工大名電にフルセット

 前回王者の愛工大名電を相手に、20-24で王手をかけられた第2セット。背水の陣で挑む中、小尻選手(3年)、エカナヤケ選手(同)らがアタックを重ねた。粘り強いプレーで相手のミスも誘い、逆転でセットをもぎ取った。

 その後はミスなどで流れに乗れずにいたが、最終セットは4点先取で先行。途中で同点に追いつかれたものの、終盤に柏崎選手(1年)のサービスエースで相手を崩すと、一気に得点して逃げ切った。

 原主将(3年)は「緊張感で硬さが取れず、自分たちのプレーができなかった」と反省。竹内裕幸監督は「下級生も伸びてきている。全国に向けてメンバーを固め、相手を見て対策を練りたい」と話した。

(2023年11月24日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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