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スポーツ 2023.11.12

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帝京大学可児高等学校

全国サッカー選手権 岐阜 帝京大可児5連覇

美濃加茂を下して全国大会出場を決め、喜びを爆発させる帝京大可児イレブン

美濃加茂を下して全国大会出場を決め、喜びを爆発させる帝京大可児イレブン

■22分でハット完成

 「怪物候補」の2年生エースが力を示した。前半5分、帝京大可児のFW加藤(2年)がチーム最初のシュートで幸先良く得点。主将のMF吉兼(3年)のパスから2点目、3点目とゴールを決め、前半22分で早くもハットトリックを達成した。

 その後も追加点を挙げ、決勝で5得点と大暴れ。「打ったら入るな、という感覚になってきた。こんなにも取れるとは思いませんでしたが」と笑った。今大会は全5試合で通算21得点と高い決定力を見せつけた。

■ハーランドに憧れ

 ノルウェー代表で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティのFWハーランドに憧れる。「動き出しのレパートリーが多く、見ていてワクワクする選手。自分も『怪物』になれればいい」と、ストライカー特化型のエースに熱視線を送る。

 前回の全国選手権は、1年生ながらスタメン出場。ネットを揺らすことはできなかったが、大会を制した岡山学芸館を相手に、ドリブルが通用。自信をつけた。全国の舞台に向けて「今日みたいに点がとれる試合ばかりではないと思う。いらいらせず落ち着いて、気持ちは強く持ってプレーしたい」と話す。

 チームの目標は、これまでの最高成績を超える8強以上。全国でも怪物級に活躍してみせる。 (広瀬美咲)

◇岐阜県予選決勝(11日・長良川競技場)
帝京大可児 6-2 美濃加茂
6-0
0-2
▽得点者
【帝】加藤5、高田【美】横井、前田

(帝京大可児は5大会連続10度目)

(2023年11月12日 中日スポーツ8面より)

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