兵庫県で２９日まで開かれた第６８回全国高校軟式野球選手権大会で２連覇と最多を更新する１２回目の優勝を果たした中京高軟式野球部が３０日、瑞浪市土岐町の同校に凱旋（がいせん）し、生徒や教諭など約１００人が拍手で出迎えた。

　同日午後にバスで戻って来た選手たちは、深紅の大優勝旗を手に持つ主将（３年）を先頭に、首から金メダルをかけて学校に入った。生徒らからは「おめでとう」とお祝いの言葉が飛び交った。

　和田尚校長（６０）は「再び全員でよく優勝旗を持ち帰ってきてくれた」とねぎらい、「挑んでいく姿勢はこれからの生活にも取り入れてほしい」とエールを送った。主将は「昨日は実感が湧かなかったけど、こうやって祝われ、湧いてきた」と笑顔を見せ、「まだ国体も残っているので優勝を目指したい」と気を引き締めた。（吉田英悟）

（2023年8月31日　中日新聞朝刊岐阜県版より）