北海道を中心に開かれている全国高校総体（インターハイ）は１９日、水泳（競泳、水球、飛び込み）とバドミントンがあった。

　県勢は、競泳男子４×２００メートルフリーリレーで中京大中京が優勝した。同１００メートル平泳ぎでは同校の倉橋選手（３年）と豊川の和田選手（３年）が同着の３位。競泳女子８００メートル自由形は豊川の花山選手（３年）が準優勝した。

■全員で水泳楽しみ　悲願の栄冠　中京大中京　大会新逃すも笑顔

　中京大中京が男子４×２００メートルフリーリレーで悲願の栄冠をつかみ取った。

　「このメンバーで組むリレーが最後だったので、何としても優勝したかった」。出場した堀田選手（２年）は喜びをこう語った。

　第１、第４泳者はともに２００メートル自由形で決勝に進んだ堀田選手と加藤選手（３年）。第３泳者は早川選手（３年）が務め、第２泳者には同種目で優勝の村佐選手（２年）を据える盤石の布陣で臨んだ。

　村佐選手が首位に躍り出ると、そのまま他チームを寄せ付けずにゴールした。大会新まであとわずかという好タイム。メンバーが悔しそうな表情を浮かべる中、加藤選手は「全員が水泳を楽しんでいるチーム。１年間、この優勝のためにみんなで頑張ってきたのでうれしい」と話した。　（石井豪）

（2023年8月20日　中日新聞朝刊県内版より）