１８日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する第９５回記念選抜高校野球大会に出場する東邦高校（名古屋市名東区）野球部の壮行会が８日、同校で開かれ、石川主将が「４年ぶりの優勝を目指して頑張る」と力強く宣言した。

　密を避けるため、体育館には１、２年生の３５クラスから代表者４人ずつの計１４０人が集まった。マーチングバンド部の演奏に導かれ、部員たちが入場すると、大きな拍手で出迎えた。壮行会を主催する生徒会の会長は「同じ高校生として出場はうれしく、自分たちの勇気にもつながる」と甲子園での健闘を祈った。

　ベンチ入りメンバー１８人が壇上に上がり、志水和史部長が一人一人を紹介。今大会はマスク着用などを条件に声を出しての応援が解禁となり、石川主将も「できることが広がり、昨年よりも楽しいと思う。応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。

　マーチングバンド部は同校の名物応援「Ｗｅ　ａｒｅ　東邦！」のコールで、部員たちにエールを送った。１０日に組み合わせ抽選会があり、１５日に甲子園へ向け出発する予定。（森本尚平）

（2023年3月9日　中日新聞朝刊県内総合版より）