松阪市の三重中学・高校のダンス部員たちの動画を１つに組み合わせた「在宅ダンス」が動画投稿サイト「ユーチューブ」で７万９０００回以上再生され、話題となっている。部員以外も一緒に踊る第２弾を計画しており、参加者を募っている。　

　先月３日に公開した第１弾は曲に合わせて、部員４３人がロックダンスやブレークダンスを披露。背景は自宅や庭など様々だが、一糸乱れぬダンスに仕上がっている。

　両校は新型コロナウイルスの影響で、３月から臨時休校中。３月に予定していた米ニューヨーク市でのダンス披露も、今月３日の自主公演も、無期限の延期となり、部活も休止中だが「今しかできないことを何かしたい」と動画を作った。

　第２弾では、部員や関係者以外も参加した動画を企画。第１弾と同様にそれぞれが撮影した動画を組み合わせる。年齢問わず募っており、部の会員制交流サイト（ＳＮＳ）で振り付けを確認できる動画を公開している。

　３日時点で５０人以上の応募があった。同高ダンス部の部長（１７）は「初心者でもできる簡単な踊り。一緒に踊って、自粛ムードで暗くなりがちな気分を上げてほしい」と参加を呼び掛けている。募集は１０日まで。（清水悠莉子）

（2020年5月4日　中日新聞朝刊三重版より）