春日井市の高蔵寺ニュータウンをダンスと音楽で盛り上げる「ｇフェス」が８日、東部市民センター（同市中央台２）とグルッポふじとう（同市藤山台１）で初めて開かれ、市民ら１３００人が熱いステージに酔いしれた。

　市と高蔵寺まちづくり株式会社が主催。グルッポふじとうを拠点に活動するＮＰＯ法人まちのエキスパネットが企画し、春日井市のダンススタジオ「Ｄ－ｈｉｇｈ　Ｄａｎｃｅ　Ｓｔｕｄｉｏ」も運営に協力した。

　東部市民センターではダンス・音楽ステージを開催。市内外のダンスサークル・教室から計４６チームが出演し、ヒップホップやチアダンスなどさまざまなジャンルのダンスで観客を魅了した。中部大春日丘中チームによる和太鼓演奏や春日井市出身のシンガー・ソングライター山口大貴さんによるライブもあった。

　グルッポふじとうの体育館ではダンスバトルが繰り広げられた。中学生以下と高校生以上の２部門に分かれ、県内外から参加した総勢４４人が１対１のトーナメント制で腕前を競った。出場者はランダムに繰り出される曲に合わせ、４５～６０秒の持ち時間で即興ダンスを披露。大胆なパフォーマンスに観戦者から歓声が上がり、会場は熱気に包まれた。

　名古屋市天白区から訪れた男性（７１）は「ダンスステージは迫力があって、見ているこっちも楽しくなった」と話していた。（小林大晃）

（2019年12月11日　中日新聞朝刊近郊総合版より）