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お知らせ 2025.03.20

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送電や変電の仕組み 松阪・三重中で解説 中電パワーグリッド支社

実際に使われる設備の一部に触れて学ぶ生徒たち=松阪市の三重中で

実際に使われる設備の一部に触れて学ぶ生徒たち=松阪市の三重中で

 中部電力パワーグリッド三重支社(津市)は13日、送電や変電の仕組みなどを知ってもらおうと、松阪市の三重中学校で出張授業を開いた。

 3年生の3クラスが「総合学習」の一環で参加した。同校では、理科の単元「直流と交流の違い」の学びを深めようと、2014年度から同社による出張授業を実施している。

 授業は支社の社員が講師を務め、クラスごとに実施。同社の「南勢変電所」(松阪市久保町)の役割や、安全に使えるように変電所で高い電圧から段階的に低い電圧にするといった送変電の仕組みを解説。普段は見ることができない変圧器の取り換え作業などの様子を映像で紹介した。

 生徒たちは電線が電柱に触れないよう絶縁する役割の碍子(がいし)や海底に埋設される海底ケーブルの実物に触るなどもした。

 川田博基教諭は「出張授業を通し、学校で学んだことが実社会ではどのように使われているのかを体感してもらえれば」と話し、生徒(15)は「地域で稼働する変電所について学ぶことができ、とてもいい機会になった」と振り返った。(松山聖悟)

(2025年3月20日 中日新聞朝刊松阪紀勢版より)

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