地域で働く社会人から仕事内容などについて学ぶ催し「ビジネスパーク伊勢」が１５日、伊勢市の皇学館中学校で開かれた。１年生２３人が参加し、職業への興味を深めた。

　伊勢商工会議所の会員を中心に有志でつくる実行委員会が主催。働くことについて考えてもらおうと２０１２年度から、市内各地の学校で開いている。

　今回は税理士や薬剤師ら８人を講師に招いた。キャリア教育の一環として参加した生徒たちは興味のある講師を選び、それぞれの働き方に聴き入った。

　元旅行会社添乗員の小田聡則さん（６７）＝伊勢市一之木＝は、飛行機やホテルの手配など旅程を管理する仕事だと業務内容を説明。「お客さまの『また行きたい』という感想が仕事の張り合いになった」とやりがいを紹介した。

　薬剤師の仕事について学んだ生徒は「調剤以外にも仕事をしていると知らなかったので驚いた。薬剤師になりたい気持ちが強まった」と語った。（大見亜蘭）

（2025年2月21日　中日新聞朝刊広域三重版より）

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