お知らせ 2025.02.15
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「信号と自転車量」数学的に 皇学館中 大学准教授を招き授業

表を示しながら調査結果を発表する生徒たち=伊勢市の皇学館中で
教育学部の上野祐一准教授を招き、4日からの計5コマで授業が繰り広げられた。生徒たちは学校近くの交差点で、信号の色が変わる時間と自動車の通行量について調査。7日は図や表をスクリーンに投影しながら、「一定の台数が交差点を通過すると色が変わるのでは」「色が変わる間隔は決まっている」などの仮説や調査結果を発表した。
生徒は「調査で得たデータをどうまとめて発表するか、勉強になった」と話した。
同中では生徒たちに学問の楽しさを知ってもらおうと、さまざまな教科で大学と連携した授業を展開している。今回は上野准教授のゼミの学生ら12人が授業内容を考え、調査や発表を手助けした。
教育学部2年の山路彩生(さき)さん(20)は「身近な題材を取り上げることで、数学が自分の日常に関わっていると知ってほしかった。数学に興味を持ってもらえれば」と期待した。(清水大輔)
(2025年2月15日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)