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お知らせ 2024.03.05

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愛知工業大学名電中学校

犯罪被害者支える自販機 愛工大名電中・高に「寄付型」設置

寄付型自販機設置の感謝状贈呈式に出席した(右から)三輪常務、小島委員長、千種署の河野清仁署長=千種区若水3の愛知工業大名電中で

寄付型自販機設置の感謝状贈呈式に出席した(右から)三輪常務、小島委員長、千種署の河野清仁署長=千種区若水3の愛知工業大名電中で

 愛知工業大名電中学校と同高校(いずれも千種区)に1日、犯罪被害者支援の寄付型自動販売機が設置された。両校を運営する名古屋電気学園に、被害者サポートセンターあいち(中区)から感謝状が贈られた。

 両校の生徒らが使う既存の飲料自販機3台を活用。売り上げのうち学校側の収益の一部をサポートセンターに寄付し、犯罪や事故の被害者に対する法律相談やカウンセリングの費用などに充てる。自販機前面のパネルでは、支援の趣旨やセンターの連絡先とともに「ひとりで悩まずに、まずはお電話をください」と呼びかける。

 感謝状贈呈式で、センターの小島きぬ子支援活動委員長は「被害者は社会への信頼感をなくしてしまっている中、このような社会の温かい気持ちが回復につながる」と感謝を述べた。学園の三輪博美常務は「生徒たちが被害に遭わないことを願っているが、何かあれば頼りになる団体があると周知したい」と話した。市内には1日現在、同様の寄付型自販機が49台設置されている。中学、高校への設置は名古屋経済大高蔵高・中に次いで2例目。(芝野享平)

(2024年3月5日 中日新聞朝刊市民版より)

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