お知らせ 2022.09.14
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繊細な技 伝統を次代に 「安乗の人形芝居」3年ぶり上演
国重要無形民俗文化財「安乗の人形芝居」が10日夜、志摩市阿児町の安乗神社で3年ぶりに上演された。文化財の保護団体「安乗人形芝居保存会」や、安乗地区を通学区域に含む東海中学校(志摩市阿児町甲賀)の「郷土芸能クラブ」のメンバーらが活躍した。
芝居は400年以上の歴史があるとされる。3人1組で人形を操るため「密」を避けるのが難しく、過去2年の上演は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていた。保存会役員の尾崎寿美さん(69)は「これ以上休むと、人形遣いの技や伝統を忘れてしまう恐れがあった。感染症対策をしつつ、なんとかクリアできた」と安堵(あんど)していた。
保存会によると、当日は300人ほどが来場。「太夫」と呼ばれる語り手の声と三味線の音色が響く中、繊細な人形の動きが観衆を魅了していた。(文・阿部竹虎、写真・橋場翔一)
(2022年9月14日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)
芝居は400年以上の歴史があるとされる。3人1組で人形を操るため「密」を避けるのが難しく、過去2年の上演は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていた。保存会役員の尾崎寿美さん(69)は「これ以上休むと、人形遣いの技や伝統を忘れてしまう恐れがあった。感染症対策をしつつ、なんとかクリアできた」と安堵(あんど)していた。
保存会によると、当日は300人ほどが来場。「太夫」と呼ばれる語り手の声と三味線の音色が響く中、繊細な人形の動きが観衆を魅了していた。(文・阿部竹虎、写真・橋場翔一)
(2022年9月14日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)