お知らせ 2022.07.13
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国天然記念物 繁殖したネコギギ放流 鈴鹿高生と亀山市職員ら
環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている国天然記念物の淡水魚「ネコギギ」の繁殖に取り組む鈴鹿中等教育学校・高校(鈴鹿市)と亀山市は9日、亀山市を流れる鈴鹿川で成魚9匹を放流した。
ネコギギはナマズの仲間で、伊勢湾と三河湾に注ぐ川だけに生息する。近年は集中豪雨で川底が平たんになるなどし、生息域が減っている。
両校を運営する学校法人鈴鹿享栄学園と亀山市は2017年、ネコギギの保護を目的に飼育協定を締結した。系統保存のため、川から個体を捕まえて繁殖に取り組んでいる。成育環境を配慮し、今回の放流場所には親の個体を捕獲した地点を選んだ。
放流には同高自然科学部の部員18人、顧問2人、亀山市職員2人が参加。夜行性のため日が暮れるのを待ち、体長7センチの雌8匹と10センチの雄1匹を放した。生徒たちが3年かけて育ててきたもので、同部長の男子生徒(17)は「寂しいが、頑張って生きて大きく育ってほしい」と願った。(横田浩熙)
(2022年7月13日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
ネコギギはナマズの仲間で、伊勢湾と三河湾に注ぐ川だけに生息する。近年は集中豪雨で川底が平たんになるなどし、生息域が減っている。
両校を運営する学校法人鈴鹿享栄学園と亀山市は2017年、ネコギギの保護を目的に飼育協定を締結した。系統保存のため、川から個体を捕まえて繁殖に取り組んでいる。成育環境を配慮し、今回の放流場所には親の個体を捕獲した地点を選んだ。
放流には同高自然科学部の部員18人、顧問2人、亀山市職員2人が参加。夜行性のため日が暮れるのを待ち、体長7センチの雌8匹と10センチの雄1匹を放した。生徒たちが3年かけて育ててきたもので、同部長の男子生徒(17)は「寂しいが、頑張って生きて大きく育ってほしい」と願った。(横田浩熙)
(2022年7月13日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)