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お知らせ 2025.02.05

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国宝屛風の精巧複製 間近で 南山中女子部 文化財活用センターが出張授業

国宝松林図屛風(高精細複製画)を鑑賞する生徒たち=名古屋市昭和区で

国宝松林図屛風(高精細複製画)を鑑賞する生徒たち=名古屋市昭和区で

 国立文化財機構文化財活用センター(東京都)の出張授業が4日、名古屋市昭和区の南山中学校女子部であった。1年生約200人が、安土桃山時代の画家長谷川等伯による国宝の松林図屛風(びょうぶ)の精巧な複製画を、当時の明かりを再現した照明などで照らし、間近から鑑賞。作品の背景や作られた時代へ思いをはせた。

 出張授業はセンターが文化財や博物館などに親しみを持ってもらおうと、全国で年20回ほど開催する人気プログラム。同校での出張授業は初めてで、文化財保護の重要性を感じてもらいたいと応募した。

 センターによると、授業で使った高精細複製画はキヤノンと京都文化協会が共同制作。作品を細分化して撮影した画像を合成し印刷した物を、職人の手で屛風に仕上げた。出張授業などに持ち出したり、ガラスケースを隔てずに間近で鑑賞したりできるなどの利点があるという。この日の授業で、生徒たちはろうそくや月明かり、自然光など、屛風が作られた当時の明かりを再現した照明で複製品を鑑賞。複製品に近づいて筆遣いなどを観察し、作品が表す季節や天候などを自由に想像し、意見を交わした。

 生徒(13)は「筆の勢いなど細部まで見られておもしろかった。昔と同じような明かりの中で作品を見て、当時の人たちのことも身近に感じた」。同校の美術教諭、尾崎恵美さん(41)は「生徒たちが興味深そうに観察する様子が印象的だった。文化財を身近に感じる機会になったのでは」と話した。(片岡典子)

(2025年2月5日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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