HOME > 受験道
受験道 by 河合塾
記述問題 答え導き出す練習を ■井上真さん
河合塾現代文科講師

国公立大の2次試験が近いので、記述問題の練習の仕方についてお話しします。もちろん、選択問題にも応用が可能です。
受験生の皆さんは問題を解いて、答え合わせをした後はどうしていますか? 現代文で多いのは、正解や解説を読んで「そう言われればそうだな」と納得したところで打ち止め、というパターンではないでしょうか。しかし、重要なのは正解や解説に納得することではなく、その解答を自分で導き出せることです。
どうすればよいか。解き終わったら答え合わせをしますが、まずは、模範解答と本文を照らし合わせましょう。解説を頼りに模範解答が本文のどの部分を使って作られているか、マーカーなどを使って丁寧に追っていきましょう。この作業が済んだら、自分が解答を作るにあたって(あるいは選択肢を選ぶにあたって)利用した箇所と、先ほどマーカーで色を付けた箇所を比べてみましょう。一致している箇所と一致していない箇所があるはずです。
問題は一致していない箇所です。なぜその部分が解答に必要なのかを納得できるまで解説を読み込みましょう。納得できたら、自分はなぜその部分を解答に必要だと思えなかったのか、どのように頭を使えば、何に気をつければその部分に気付くことができたかを考えましょう。その「頭の使い方」「気をつけ方」は、他の問題を解く時にも応用可能なように言語化しておきましょう。例えば、「傍線部中の指示語は必ず明らかにする」などです。
ここまでのプロセスを何度もくり返せば、自分だけの「問題を解く際の心がけ集」ができあがるはずです。これが大きな武器になります。選択問題の場合は、誤りの選択肢がなぜ誤りかまで正確にチェックしておけば、消去法の精度も高まるはずです。
(2026年2月13日)
バックナンバーは中日新聞Webでご覧いただけます
※中日新聞プラス会員の登録が必要です
- <受験道>宮田篤志さん 解けるものから 時間配分に注意(2026年1月16日)
- <受験道>市位星弥さん 問題の解説、すぐに読まない(2025年12月12日)
- <受験道>住谷奈郎さん 本番へ諦めず 規則正しい生活を(2025年11月14日)
- <受験道>井上真さん 解答導く前にちょっと考えて(2025年10月10日)
- <受験道>宮田篤志さん なぜ間違えたのか熟考を(2025年9月12日)
- <受験道>市位星弥さん 夏から秋 語彙力と精読力養おう(2025年8月8日)
- <受験道>高瀬英幸さん 夏休み 「過去イチ、勉強する自分」に(2025年7月11日)
- <受験道>井上真さん 何を問うているか 慌てず理解を(2025年6月13日)
- <受験道>宮田篤志さん 共通テスト数学、二つの対策を(2025年5月9日)
- <受験道>市位星弥さん 共通テストへ揺るぎない力を(2025年4月11日)
- <受験道>次橋幸司さん 達成可能な計画 続けるこつ(2025年3月14日)
- <受験道>高橋英夫さん 問題文の要点つかみ 冷静に(2025年2月14日)