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受験道 by 河合塾

記述問題 答え導き出す練習を ■井上真さん

河合塾現代文科講師

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 国公立大の2次試験が近いので、記述問題の練習の仕方についてお話しします。もちろん、選択問題にも応用が可能です。

 受験生の皆さんは問題を解いて、答え合わせをした後はどうしていますか? 現代文で多いのは、正解や解説を読んで「そう言われればそうだな」と納得したところで打ち止め、というパターンではないでしょうか。しかし、重要なのは正解や解説に納得することではなく、その解答を自分で導き出せることです。

 どうすればよいか。解き終わったら答え合わせをしますが、まずは、模範解答と本文を照らし合わせましょう。解説を頼りに模範解答が本文のどの部分を使って作られているか、マーカーなどを使って丁寧に追っていきましょう。この作業が済んだら、自分が解答を作るにあたって(あるいは選択肢を選ぶにあたって)利用した箇所と、先ほどマーカーで色を付けた箇所を比べてみましょう。一致している箇所と一致していない箇所があるはずです。

 問題は一致していない箇所です。なぜその部分が解答に必要なのかを納得できるまで解説を読み込みましょう。納得できたら、自分はなぜその部分を解答に必要だと思えなかったのか、どのように頭を使えば、何に気をつければその部分に気付くことができたかを考えましょう。その「頭の使い方」「気をつけ方」は、他の問題を解く時にも応用可能なように言語化しておきましょう。例えば、「傍線部中の指示語は必ず明らかにする」などです。

 ここまでのプロセスを何度もくり返せば、自分だけの「問題を解く際の心がけ集」ができあがるはずです。これが大きな武器になります。選択問題の場合は、誤りの選択肢がなぜ誤りかまで正確にチェックしておけば、消去法の精度も高まるはずです。

(2026年2月13日)

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