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受験道 by 河合塾
十分な復習と“緊張”対策して ■田辺大介さん
河合塾岐阜校校舎長
今回は「入試本番に向けての学習」と「入試本番の心構え」についてです。
まず、秋から冬の入試本番に向けての学習で大事なことは、「復習を怠らない」です。例年受験生を見ていると、過去問などを数多く解くことや何問正答だったかという結果にこだわるあまり、十分な復習をせずに次の問題に挑んでしまう傾向があります。問題演習を学力の向上につなげるためには復習を必ず行う必要があります。
次に、入試本番の心構えです。ここでは入試本番での緊張について取り上げます。知っておきたいことは、「本番は誰しも緊張する」ということです。他の人も条件は同じ。緊張を極端に恐れる必要はありません。その上で過度な緊張をどう防ぐか、ということが大切になります。対策として三つほど例を挙げます。
一つ目は、「過去問を解く際に本番の制限時間より短い時間で解く練習をする」ということです。普段から本番よりも厳しい条件で練習することで本番に自信をもって臨むことができます。二つ目は、「今までの学習量を信じる」こと。入試本番までに皆さんは十分な学習量を積んできたはずです。その自らの努力を信じてください。試験当日、ノートを持ち込んで休憩時間などに見返して改めて自信を持つ、といったことも良いと思います。三つ目は、「ルーティンをつくる」。例えば、試験開始前に1回深呼吸するなどです。プロスポーツ選手でも必ず右足からグラウンドに入る、といったことをしている選手は多くいます。
これからは入試本番に向けて仕上げていく時期です。規則正しい生活を送りながら頑張ってください。
(2024年11月8日)
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