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受験道 by 河合塾

解けるものから 時間配分に注意 ■宮田篤志さん

河合塾数学科講師

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 いよいよ共通テストが始まります。不安に感じている人もいると思いますが、それだけ自分に真剣に向き合っている証拠だと前向きに受け取りましょう。

 共通テストの数学は実力だけでなく、時間配分で差がつきます。初めに時間を使い過ぎてしまうと、時間が足りなくて最後まで到達できなかったり、焦りから簡単な問題でミスをしたりする可能性が高くなります。

 設問の難易度や配点はふたを開けてみないと分からないので、時間がかかりそうな問題やすぐに解法が思い浮かばない問題は飛ばし、解けるものから解くことが大切です。選択肢から選べる問題は悩み過ぎず早めに選び、計算をしないとマークが埋まらない問題に時間を割きましょう。改めて70分全体の時間のペース配分も確認しておいてください。

 共通テストが終われば、すぐに切り替えて2次試験の対策を始めなくてはいけません。受験校の過去問に取り組むと思いますが、過去問をすべて完璧に理解する必要はありません。過去問の中には、本番で完答できなくても合否に影響がないような難問も含まれますから、解説を読んでも理解が難しいものは深入りしない方がよいでしょう。あくまで出題傾向の確認や時間配分をつかむための演習として活用してください。

 よく受験生に「過去問は何年分解けばいいですか?」と質問されますが、5年分解けば近年の出題傾向はつかめると思います。気を付けたいのは過去問の演習だけに偏ることなく、これまでに学習してきた問題集の復習や解き残している問題の演習を並行して行うことです。

 私は「合格は誰よりも最後まで諦めない人の元に訪れる」と思いますし、毎年それを体現してくれる受験生を見ています。最後まで懸命に取り組み、良い結果が出ることを願っています。

(2026年1月16日)

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