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国語記述式 高校生「中止を」 独自調査で「自己採点困難」

 大学入学共通テストの国語で導入予定の記述式問題を巡り、首都圏の高校生グループが13日、文部科学省で記者会見して導入中止を訴えた。代表の高2の男子生徒(16)は「自己採点が難しく、公平に採点することも不可能だ」と話した。

大学入学共通テストへの国語記述式問題の導入中止を求めて記者会見する高校生=13日午後、東京・霞が関の文科省で
大学入学共通テストへの国語記述式問題の導入中止を求めて記者会見する高校生=13日午後、東京・霞が関の文科省で

 高校生グループは自己採点がどの程度ばらつくのか明らかにするため、大学入試センターが発表した試行調査の問題と正答条件を使って、独自調査を実施。インターネットを通じ、中高生や塾講師ら1445人の協力を得て、結果をまとめた。

 調査では、ある解答が正答条件を満たすかどうかの判断について、採点経験などのある成人と中高生で比較。評価が大きくばらつく解答もあり、代表の男子生徒は「調査結果を見れば、自己採点の困難さが分かる。(共通テスト本番で想定される)50万人超の答案の採点も物理的、技術的に不可能だ」と強調。別の男子生徒(17)も「個人的には記述式問題の導入はよいと思うが、今の状態では準備が整っていない」と語った。

国公立 二段階選抜 記述式の除外検討 文科省

 2020年度に始まる大学入学共通テストで、文部科学省が国公立大の2次試験で二段階選抜を行う際の判断材料として、国語の記述式問題の成績を含まないよう要請する検討に入ったことが13日、文科省関係者への取材で分かった。

 記述式問題をめぐっては、受験生による自己採点と実際の点数との乖離(かいり)が想定され、志望校選びにも影響が出るとの懸念が出ている。大学入試センターが18年に実施した試行調査では、国語の記述式問題の自己採点と実際の採点結果との一致率は66.0~70.7%にとどまった。

 こうした中、文科省は自己採点と実際の採点結果の不一致による出願ミスを避けるため、二段階選抜では国語の記述式問題の成績を反映させない方がよいと判断したとみられる。ただ、採点の質や公平性に不安が広がる記述式問題の不備を認めたとの批判を招く恐れもある。

 二段階選抜は、合格可能性が低い受験生を2次試験に進む前に「門前払い」する制度で、今年のセンター試験の前期日程では28大学48学部が実施し、3660人が対象となった。

(2019年11月14日)

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