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愛知の16私大 対応一覧に

 記述式問題を加えた「大学入学共通テスト」が始まるなど、大きく変わる2020年度実施(21年春入学)の大学入試について、愛知県の主な私立大が主要部分の対応方針を一覧にまとめた。全国的にも珍しい試み。「受験生に分かりやすく情報提供を」と愛知県私立大学広報委員会が企画。主催する「大学展」のホームページに、5月下旬をめどに掲載する。(芦原千晶)

課外活動など報告書 共通化も

表

 共通テストは現在の高校2年生以降が対象。現行の「大学入試センター試験」のマークシート式に加え、国語と数学で記述式を出題し「思考力・判断力・表現力」を問う。英語では英検や英語能力テスト(TOEIC)、GTECなど民間検定試験の成績も使う。

 このほか一般入試では推薦入試などで用いられてきた「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価(=主体性評価)が本格的に始まる。広報委員会は新入試への対応を情報交換しようと昨年春、高大接続ワーキンググループ(WG)を設置。高校側の意見も聞いてきた。

 参加するのは南山や名城、愛知など16大学。全大学が共通テストを利用するが、英語の民間検定試験の活用については検討中としている大学もある。

 一方、主体性評価の書類提出を出願要件にしているところが多い。書類のうち、受験生が部活動やボランティアなど高校時代の課外活動について記す「活動報告書」について「大学間で差があると受験生に負担」との声が高校側からあり、WGで共通の書式案を作成。ほぼ半数の大学は、この案か少し修正を加えたものを使うという。ただ、主体性評価を一般入試の合否に使う大学は少ない。

 今後、他の委員会加盟大の対応も一覧に加えていく予定。文部科学省によると、一連の入試改革で地域の大学が協力する試みは珍しい。WG座長の大嶽成功・中部大学園広報部担当部長は「一覧で公表することで各大学の対応を比較でき、受験生も志望校を検討しやすい」と話す。竹下裕隆・前愛知県公立高校長会長は「一覧表は受験生の重要な参考資料になる。活動報告書の共通化もありがたい」と期待する。

(2019年5月15日)

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