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どうする? 英語・民間試験(上) それぞれの特徴 見極めて

 2020年度の大学入試から活用が始まる英語の民間検定試験。英検やTOEIC(トーイック)、GTEC(ジーテック)など、たくさん種類があるけれど、どれを受けたらいいんだろう。本番に向けてどんな勉強をすればいい? 頭を悩ませる高校生へ、英語を教えるプロにアドバイスしてもらった。(大沢悠)

表

 大学入試センターが認定している民間検定試験は7団体の8種類。等級ごとに試験が分かれているものもあるため、試験の数は23になる。全ての試験は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能で構成される。

なじみ深い英検

 「高校生が手を出しやすく、なじみがあるのが英検。レベルが分けられているので、学習範囲が決まっている。焦点を絞って勉強しやすい」。大手英会話学校イーオンの教務コーディネーターで、8種類のうち5種類の受検経験がある菅井幸子さんはそう話す。

 TOEFL(トーフル)やIELTS(アイエルツ)のように留学希望者向けや、仕事用に設定された設問が多いTOEICなど、それぞれに特徴がある。相性はどうだろう。「TEAP(ティープ)やIELTS、TOEFLはある程度土台ができていて初めて結果が出る」

 まずは自分にあったレベルから。認定はされていないが、初・中級者向けのTOEICBridgeや、英検の級のレベルを判定できる英検IBA(アイビーエー)などを活用するのも手だ。

速読に慣れよう

 試験では時間内に英文を読んだり、聞いたりして理解する力が求められる。どんな勉強をしたらいいのだろう。「同じ英文を何回も読んで速読に慣れる。自分のレベルより少しやさしい内容がいい」。例えば高校1年生なら中学3年生向けなどを。制限時間を決めて読むのもいい。

 「あまり英語が得意じゃない」という人にはこんな方法も。「自分の好きな海外のスポーツ選手のツイッターをフォローしたり、好きな映画やアニメの英語版を見たりするのもいいですよ」

教員も試験体験

 教える側の教員も、生徒の4技能を伸ばすような授業の技術が求められる。ECC総合教育研究所の河野好彦さんは「実際に受けてみないと難しさが分からない。体験することで、生徒にアドバイスできることもある」と指導者側が実際に民間試験を受けることを勧める。

時事に関心持つ

 スピーキングの試験では、社会問題などをテーマに意見を聞かれる場合も多い。「高校生は日頃から、ニュースや新聞などを見て自分の考えを持っておくことも大事」とした上で「先生たちは授業の中で、生徒の総合的な力を伸ばしていかないといけない。いかに授業をプロデュースするかの力が求められる」と話す。

英語の成績をID管理 大学入試センター

 英語の民間検定試験の活用に合わせ、大学入試センターは、受験生の英語の成績を大学側に提供するIDを使ったシステムを設けた。受験生は今秋、高校を通してセンターに共通IDを申し込み、センターからIDが発行される。

 受験生は、民間の試験を受ける際にIDを記入し、試験実施団体は受験生とセンターに受験生の成績を送る。大学への出願時にも、受験生は願書にIDを記入する。大学側はIDを基にセンターから受験生の成績を提供してもらう仕組み。

(2019年4月28日)

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