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図書館再建へ古本回収 名城大生、陸前高田市に寄付

 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の市立図書館再建に協力しようと、名城大(天白区)の学生が古本を集めて買い取り金額を寄付する活動に取り組んでいる。昨年から有志による団体「Book−aid」を立ち上げ、学内外で古本の寄付を呼び掛ける。参加する学生は「震災を風化させないことが大切。愛知からでもできることはある」と話す。(中山梓)

 陸前高田市の市立図書館は2011年3月11日の地震で壊れ、蔵書も津波で流失した。このため市と古書買い取り販売会社「バリューブックス」(東京)が「図書館ゆめプロジェクト」と称して、全国から古本を集め、買い取り金額を図書館再建の寄付金に役立てるプロジェクトを始めた。

 名城大もすぐにこの企画に参加したが、一時は活動が縮小。昨年度、経済学部の渋井康弘教授のゼミ生が中心となって団体を立ち上げ、学生主体で取り組むようになった。昨年度は3081冊(約11万円)を寄付した。

 本年度も学内7カ所に回収ボックスを設置するほか、区内の若宮商業高校や学内のゼミなどで活動をPR。今月初旬には集まった1448冊の仕分け作業をした。

 渋井教授は「現地までは行けなくても、何か力になりたいと思っている人はいる。そういう人の受け皿になれれば」と話す。今後、区などとの連携も検討しているという。

 陸前高田市の図書館はかさ上げした土地に移転、再建され、20日に開館する。今後、このプロジェクトの寄付金は図書館の活動資金として使われる方針。代表の4年酒井光里さん(21)は「とにかくずっと続けて、活動を広げていきたい。陸前高田にも行って、現状を知りたいと思う」と話した。

(2017年7月12日 中日新聞朝刊市民版より)

古本の寄付を呼び掛ける学生たち=天白区の名城大天白キャンパスで
古本の寄付を呼び掛ける学生たち=天白区の名城大天白キャンパスで

[2017.07.12]

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