中部の大学関連ニュース

愛知大学野球 愛大V、神宮切符 3連盟王座決定戦

中京大打線を2安打に抑え完封した愛大の中川=長良川球場で
中京大打線を2安打に抑え完封した愛大の中川=長良川球場で

 明治神宮大会出場を懸けた東海・北陸・愛知3連盟王座決定戦(中日新聞社後援)は2日、岐阜市の長良川球場で決勝を行い、愛大が6−0で中京大を破って11年ぶり2度目の出場を決めた。

 愛大は、プロ野球中日に育成ドラフト1位で指名された先発の中川(4年、三重・伊勢工)が2安打に抑えて完封。1回に安藤(3年、岐阜・大垣日大)の中前適時打で先制した後も着実に加点し、全員安打の15安打で6得点を挙げた。2005年から始まった王座決定戦では初優勝。

 13日開幕の大会では2回戦から登場。第2日(14日)の第3試合で早大(東京六大学代表)と対戦する。

■中日育成1位の中川2安打完封

 初優勝を懸けた大一番でも余裕を感じる投げっぷりだった。緩急を利かせた投球で相手打線を手玉に取った愛大の左腕中川は「この秋で変化球の精度が上がり、投球の幅が広がった」と成長を実感した。

 真骨頂を示したのは、初めて先頭打者を出した4回。走者を二塁に置いて、最も警戒していた4番の鈴木孝(4年、静岡・浜松市立)を迎えた。カーブと直球で追い込み、5球目のスライダーで空振り三振。後続はカーブで右飛に仕留め、この日唯一のピンチを自在な投球でしのいだ。

 序盤は持ち味の真っすぐで押したが「タイミングが合ってきている」と感じ、4回以降は変化球主体の投球に。緩いカーブ、縦に鋭く落ちるスライダーを多投し、的を絞らせない。この秋の愛知リーグで打率3割超えの打者4人が先発に並ぶ強力打線を封じた。

 今大会は完投した初戦から3連投し、21回を投げて失点1と抜群の安定感を見せた。明治神宮大会の対戦相手は6月の全日本大学選手権を制した早大だが「格上の相手と思わず、接戦に持ち込んで守り勝ちたい」。卒業後プロの舞台に進む左腕は、初優勝で得た自信を胸にチームを引っ張る。 (平野梓)

▽決勝
愛大(愛知2位)  102010200―6
中京大(愛知1位) 000000000―0
本塁打 安藤(愛)

(2015年11月3日 中日新聞朝刊26面より)

[2015.11.03]

一覧を見る