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学生活動  2024.06.13

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和菓子、生ふ 訪日客つかめ!! 愛知大で留学生試食

和菓子を試食するアジア地域からの留学生=名古屋市中村区の愛知大名古屋キャンパスで

和菓子を試食するアジア地域からの留学生=名古屋市中村区の愛知大名古屋キャンパスで

■「食感や包装に工夫を」

 愛知大に留学する中国、台湾、韓国、シンガポール出身の学生ら17人が、名古屋市中村区の愛知大名古屋キャンパスで、県内の食品会社3社の商品を試食した。インバウンド(訪日客)需要の取り込みを狙う企業側に、外国人の目線で改善点を助言した。

 参加したのは、和菓子製造販売業「不朽園」(同市中川区)や、老舗の生ふ製造業「麩秋(ふあき)商店」(豊山町)など3社。留学生の多い愛知大と連携協定を結ぶ愛知銀行が橋渡しした。

 試食会は6日にあり、学生らは鬼まんじゅうや、もなか、生ふなどを次々に口に運んだ。甘みや酸味、見た目、外観パッケージなどをアンケートで回答。「パッケージで、日本のものだということを強調した方が良い」などとアドバイスした。

 台湾・新北市出身のヨウ・キキンさん(22)は「餅と区別するためにも、生ふはもっと硬い方が良いと思う」と助言。麩秋商店の木下利輝社長は「台湾では、弾力のあるものの方が好かれることが分かった」と話した。 (角野峻也)

(2024年6月13日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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