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学生活動  2024.06.18

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中京学院大学クラブ 児童に大好評 全身を動かして運動遊び 東濃各地でACP教室

学生たちと一緒に運動遊びをする子どもたち=中津川市西小で

学生たちと一緒に運動遊びをする子どもたち=中津川市西小で

 中京学院大(本部・中津川市)の学生を軸にした総合型地域スポーツクラブ「中京学院大学クラブ」が、子ども向けの運動教室を東濃地域の小学校などで展開している。日本スポーツ協会(東京都新宿区)が開発した「アクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)」の運動遊びを取り入れ、子どもたちに大好評だ。同大はクラブの実績を踏まえ、10月からACPの講義を必修化する。同大によると、全国初という。(小佐野慧太)

 「あたま手裏剣」「あし手裏剣」。今月中旬、忍者のまねをする学生のリズミカルな声にあわせ、中津川市西小学校の体育館に集まった児童は跳びはねたり、しゃがんだり。手裏剣をよけるゲームの感覚で、跳躍や屈伸を繰り返し、体力づくりにつなげるACPの運動遊びだ。

 児童はこのほか、全身でグー・チョキ・パーを表現する「からだじゃんけん」、学生の動きをまねて前後左右にジャンプする「言うこと一緒、やること一緒」などを楽しんだ。児童(6)は「全部の遊びが超面白かった」とにっこり。田口宏二校長は「コロナ禍をはさみ、児童の体力づくりが学校の課題となっていた。学生らの協力は大変助かります」と感謝した。

 クラブは2023年度から、中津川、恵那、瑞浪市の小学校や児童センターでACPの教室を開いている。クラブ会長を務める同大4年の福原結衣さん(21)は「子どもたちの反応がとても良く、手応えを感じています」と語る。

 同大はスポーツ活動が盛んで、指導者の道を選ぶ学生も多い。そのため、学生のうちから子どもの指導経験や効果的な指導方法を身に付けてもらおうと、ACPの必修化を決めた。24年度後期に座学の講義が始まり、25年度から地域の学校に出向いて実習を行う。

 講義を担当する横谷淳専任講師は「学生たちの学びを深めるとともに、実習を通して東濃地域の子どもたちの体力向上に一役買いたい」と話していた。

(2024年6月18日 中日新聞朝刊東濃版より)

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