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4カ国の文化 月替わりで 名古屋外大がイベント

ドストエフスキーの作品「白痴」について話す亀山学長=日進市の名古屋外国語大で
ドストエフスキーの作品「白痴」について話す亀山学長=日進市の名古屋外国語大で

 日進市の名古屋外国語大で今月から、月替わりで各言語を取り上げて世界の文化を紹介するイベントが始まった。カフェテリアでの料理の提供から文学をテーマにした講演、コンサートに至るまで、多彩な切り口でそれぞれの国の魅力を伝えていく。

 同大は、英米語、フランス語、中国語の各学科を置いているが、専攻のほかに学べるロシア語、ポルトガル語、タイ語、アラビア語などの12言語の授業も行っている。複数の言語を身に付けられる環境を提供し、学生らに豊かな言語表現を身に付けてもらう狙いがあるという。

 イベントは、学生がそれぞれの言語への興味を持つきっかけにすると同時に、学外の一般市民にも世界の文化に触れてもらおうと大学が企画した。各言語にまつわるランチメニューの提供、コンサート、映画上映会、図書館での書籍の特集展示などを組み合わせ、それぞれの文化を紹介する。学生が集まるカフェテリアも国旗やポップなどで飾り付ける。

 今月のロシアに始まり、11月にフランス、12月に中国、来年1月にスペインを予定。来年9月にかけて、他の言語でも催しの企画を進めているという。

 3日はロシア文学者の亀山郁夫学長が、ドストエフスキー「白痴」をテーマに講演。同作品で重要な役割を持つロシアの都市のプスコフとオリョールについて、亀山学長が現地を訪れた際の写真などを紹介しながら、両都市が作品で取り上げられた意味などを解説した。

 イベントの運営に携わるフランス語学科の大岩昌子教授は「学内にも学外にも世界の文化を発信していきたい」と話している。

 今後予定されている講演会などは、大学のホームページで紹介している。(角雄記)

(2018年10月4日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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[2018.10.04]

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