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模型+映像 小牧山の変遷紹介 8日披露 金型会社と名造形大制作

長野県の山岳を基にした立体パネルを参考に話し合う(左から)外山准教授と加藤社長、高橋営業本部長=小牧市大草の名古屋造形大で
長野県の山岳を基にした立体パネルを参考に話し合う(左から)外山准教授と加藤社長、高橋営業本部長=小牧市大草の名古屋造形大で

 小牧市弥生町の金型製造「カツミ製作所」は、市内にある名古屋造形大の外山貴彦准教授(43)のゼミと協力し、市のシンボル小牧山(86メートル)の模型に映像を投影し、半世紀にわたる変遷を紹介する展示作品を制作している。8日に市公民館である市民活動の催し「ええがねこまき」で作品を披露する。(藤原啓嗣)

 同社が開発した、山の形が一目で分かる立体パネル「バンパネル」を活用する。国土地理院が公表する標高などのデータを基にした精密な地形パネル。ケミカルウッド(人工木材)を削って作った金型で樹脂シートを成形して、でこぼこと起伏に富んだパネルに仕上げる。大きさは29センチ×17センチが基本。無地のほかに、地名や等高線を記すこともできる。

 造形大の社会交流センターに活用を打診すると、壁に映像を投影するプロジェクションマッピングに詳しい外山准教授から、地図情報を小牧山のパネルに投影して、山の施設や景観の変遷が見て取れる展示の提案があった。

 6月から、外山ゼミの学生との打ち合わせが始まり、8月27日には同社の加藤武志社長(37)、高橋裕二営業本部長(55)が大学を訪れ、外山准教授と3人でパネルと映像の寸法合わせなどに取り組んだ。小牧山の模型は高さ5センチほどの予定。今回は表面に映像を投影するのではなく、透明パネルの下から照射して、立体映像を作りだし、来場者がパネルに触っても、手の影が映像を邪魔しない方法を探った。

 加藤社長は「IT技術を駆使して、登山者の位置情報を模型に表示することもできるはず。山の安全にも一役買えるのでは」と夢見る。外山准教授は「魅力的な小牧山の展示にしたい」と力を込める。

 催しは午前10時〜午後4時。子育てや福祉の関連団体のブースもある。入場無料。(問)小牧市民活動センター=0568(74)4011

(2018年9月4日 中日新聞朝刊近郊版より)

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[2018.09.04]

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