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音と立体物・・・表現多彩 県立芸大 複合芸術の作品展

株価チャートを活用して大音響を奏でる作品=長久手市の県立芸術大で
株価チャートを活用して大音響を奏でる作品=長久手市の県立芸術大で

 音や映像、立体物、テクノロジーなどを組み合わせた「複合芸術表現手法」を用いた作品展が10日、長久手市の県立芸術大芸術資料館で始まる。無料。12日まで。

 同大名誉教授の作曲家、寺井尚行さん(66)が企画。4作品あり、音を核として自然やビッグデータなどとの人間の関わりを表現しているという。

 流木を磨いたオブジェを中心に100個ほどのスピーカーやイヤホンをつないだ作品は、音響の空間芸術。

 絶滅の恐れがある野生生物の種を示す環境省の「レッドリスト」を機械音声が一斉に読み上げる作品で、空間に静物がうごめいているような感覚を体験できる。

 単管を組み立て、ドラム缶や木の板などを配置した作品は、コンピューターで株価チャートを活用し、ジャズワルツのようなリズムを大音響で奏でる。会場などの都合で、時間帯により、音が出せないことがある。

 素粒子「ニュートリノ」や気象データを基に、映像や音響や光、立体物を使って表現する作品もある。寺井さんは「『こんな表現の仕方もあるのか』と知ってもらいたい」と話している。

 開館は午前10時半〜午後4時半。11日のみ午後2時半まで。同日午後6時半から作品展に関連するコンサートもある。

 (問)県立芸術大芸術資料館=0561(76)4698

(村松秀規)

(2018年4月10日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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[2018.04.10]

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