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現代の死語 学生が分類 椙山女学園大 年内に「事典」制作へ

集まった約800語の死語を分類する学生たち=日進市の椙山女学園大で
集まった約800語の死語を分類する学生たち=日進市の椙山女学園大で

 椙山女学園大人間関係学部(日進市)の学生たちが「現代死語事典」の制作に取り組んでいる。使われなくなった言葉のほか、「靴下」「百貨店」など、一度は使われなくなったが復活した言葉も集め、その背景を探ろうとしている。

 「最近の学生が『スマホ』と言わず、『携帯』と言うのはなぜだろう」「昔はガラケー(従来型の携帯電話)とスマホに分かれていたけど、分ける必要がなくなったからじゃないですか」

 若者言葉の変遷の調査に取り組んでいるのは、人間関係学部の加藤主税(ちから)教授(69)のゼミ生たち。学内で死語だと思う言葉を約800語集め、ふと使ってしまうが古い言葉の「軽死語」、意味は知っているが使わない「重死語」、学生も意味不明な「完全死語」の3つにレベル分けしている。

 長年、加藤教授のゼミは若者言葉や死語を集めてきたが、今回新たな発見もあった。例えば「靴下」。かつて若者は「ソックス」と呼んでいたが、最近は「靴下」への回帰が見られるという。

 ゼミ生で3年の岩元茉友さん(20)は「言葉のはやりが1周しているのが面白い。親世代や雑誌などの影響もありそう」と指摘する。

 学習の成果は「現代死語事典」として年内に冊子としてまとめる予定だ。加藤教授は「若者言葉だと思って話すと、死語になっている言葉がたくさんある。言葉の移り変わりが分かる最新の事典にしたい」と話している。(森若奈)

(2016年5月20日 中日新聞朝刊なごや東版より)

[2016.05.20]

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