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北陸先端大と金沢工大 介護ロボ実証実験へ 加賀市で新年度 病院、施設と協力

実証試験に向け、大学関係者と懇談する宮元陸市長(右)=加賀市役所で
実証試験に向け、大学関係者と懇談する宮元陸市長(右)=加賀市役所で

 北陸先端科学技術大学院大(能美市)と金沢工業大(野々市市)の研究チームは2019年度、障害のある人の介護や生活支援にロボットを活用する実証実験に加賀市で取り組む。両大の関係者が7日、市役所で宮元陸市長と懇談し「地域の発展に役立つ取り組みにしたい」と抱負を語った。(小室亜希子)

 研究チームはいずれも先端大の前園涼教授、姜理恵准教授と金沢工業大の出村公正教授ら。障害者の生活支援にロボット技術を活用する国際的な研究プロジェクトに取り組んでいる。

 市は昨年7月、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)など先端技術を活用し、障害の有無に関わらず暮らしやすいまちを目指す「スマートインクルージョン都市」を全国で初めて宣言。研究チームと方向性が一致した。市内の病院や福祉施設の協力を得て、介護ロボットやリハビリロボットの効果や課題を検証する。

 市役所には共同研究する英国ハートフォードシャー大のファルシード・アミラブドラヒアン教授とイタリア・トレント州政府事務官のフランチェスカ・アゾリーニさんも訪れた。同州のロベレート市は小さな地方都市にもかかわらず、100社以上のベンチャー企業が集積している。宮元市長は「市の取り組みに助言をいただき、将来に向け、さまざまな交流ができれば」と期待した。

 だれもが社会参加できる未来づくりをオートノミー(自動制御)の観点から考える国際会議が8日午前10時〜午後4時、石川ハイテク交流センター(能美市)で開かれる。今回訪問した大学関係者や宮元市長らが講演する。

(2019年3月8日 北陸中日新聞朝刊かが白山総合版より)


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[2019.03.08]

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