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東海3県版SDGsを 構想発表 ネットワーク今春発足へ

SDGsの実現に向けた中部ESD拠点協議会主催のフォーラム=名古屋市中区の中部大名古屋キャンパスで
SDGsの実現に向けた中部ESD拠点協議会主催のフォーラム=名古屋市中区の中部大名古屋キャンパスで

 東海地方の大学やNPOなどでつくる中部ESD拠点協議会(代表・飯吉厚夫中部大理事長)が、国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)の東海3県版をつくり、達成を目指すネットワークの設立を目指している。今春に立ち上げ、2030年の目標達成に向け、参加者や参加団体に活動してもらう。

 SDGsは、15年の国連サミットで採択された30年までの国際目標。貧困の解消や教育の普及など17の達成項目がある。中部ESD拠点協議会は、国連大学が認定する世界166の地域拠点の一つとして10年ほど活動しているが、伊勢湾、三河湾流域にある東海3県特有の目標設定が必要として、新たなネットワークをつくることにした。

 名古屋市中区の中部大名古屋キャンパスで2日に開かれた「SDGsフォーラム」で、参加した市民ら130人に構想を説明した。

 協議会の古沢礼太事務局長(中部大准教授)によると、目標は設立後に検討するが、上流域にある人工林の荒廃状況を下流域の住民に理解してもらうことなどが考えられるという。

 フォーラムでは、松浦晃一郎・元国連教育科学文化機関(ユネスコ)事務局長が特別講演した。ホームレス支援や有機農業などSDGsの活動に携わる市民や有識者らによるプロジェクト発表の分科会もあり、嘉田由紀子元滋賀県知事も座長として参加した。

 問い合わせは事務局=0568(51)4485=へ。

 (安福晋一郎)

(2019年2月3日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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[2019.02.03]

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