１５枚の写真で白雪姫の物語を表現した榎丸さん＝津島市藤浪町４のみゆきカメラで

　名古屋学芸大（日進市）の映像メディア学科２年榎丸（えのきまる）裕貴さん（１９）＝稲沢市国府宮１＝が、白雪姫の物語を題材にした写真展「白雪」を津島市藤浪町４のみゆきカメラで開いている。入場無料、２７日まで。

　１５枚の写真で白雪姫の心情や感情を表現。リンゴを手にした女性の思い悩む表情が印象的な１枚や、希望に満ちた世界をイメージして虹がかかった青空を捉えた作品が並ぶ。写真には「私の生きるこの世界は悔しいほど美しい」「すがるように、祈るように、私はまだここに存在していたい」などとコメントを添え、思いを強く訴えている。

　榎丸さんは「物語はハッピーエンドだが、派生して生きる意味についても写真から考えてみてほしい」と話した。

（2019年4月8日　中日新聞朝刊なごや東版より）