イベントをＰＲする上田准教授（中央）ら＝豊橋市駅前大通で

■本売却　市民に呼びかけ

　学生や市民らが本に親しんでもらうためのイベント「ブックバス・イン・愛大＋オープン・エアー・ライブラリー」が７月１～３日、豊橋、田原の両市で開かれる。古本移動販売車「ブックバス」が各会場にお目見えし、大学教員や司書らが選んだ２０００～３０００冊を並べる計画。

　愛知大文学部の主催で、１日は豊橋市町畑町の愛大豊橋キャンパス、２日は同市まちなか図書館、３日は田原市中央図書館がそれぞれ会場に。期間中、愛大の教授らによるトークイベントや本にまつわる「あるあるＶＴＲ」の観賞会、読書に関するワークショップなどがある。

　ブックバスを招く条件として、バスを所有する古本買い取り販売の「バリューブックス」（長野県）との間で、今月３１日までに２００件の買い取りを橋渡しする必要があるため、愛大は市民に本の売却を呼びかけている。

　企画した上田謙太郎准教授は「みんながどのように読書するのかを教え合う場にしたい」と話した。（牧原広幸）

（2022年5月24日　中日新聞朝刊東三河総合版より）